菅首相の福島原発視察が緊急措置を半日も遅らせた?

経済産業省原子力安全・保安院が、震災当日の11日夜、東京電力福島第1原発事故に関して、3時間以内の「炉心溶融」を予測し、翌12日未明には放射性ヨウ素や高いレベルの放射線を検出、原子炉の圧力を低下させる応急措置をとる方針が決まったが、実現するまでに半日も要した。溶融の前段である「炉心損傷」を示すヨウ素検出で、政府内専門家の間では危機感が高まり、応急措置の即時実施が迫られる局面だった。
しかし菅直人首相は12日早朝、原子力安全委員会の班目春樹委員長と予定通り現地を視察。溶融の兆候が表れた非常時の首相の視察敢行で、応急措置の実施を含めた政策決定に遅れが生じたとの見方が強まっているらしい(ココ)。
この日、緊急措置が必要と言いながら、それを実行するまでに何をもたもたしているのか疑問を感じたが、遅れたのは首相の視察敢行のためだったとは、何とも言う言葉が無い。
トップの判断ミスは部隊を全滅させることもある。首相の判断ミスが日本を滅亡させなければ良いのだが・・・。