昔の街道や宿場町は津波を避けて造られた

昔の人は偉かった。今回の津波は、仙台平野の江戸時代の街道や宿場町の手前で止まっていたことが、東北大の平川新教授(江戸時代史)の調査で確認された(ココ)。
仙台平野を襲った慶長津波(1611年)では、伊達領で1783人が死亡したとの記録が残るそうで、その苦い経験から街道や宿場町を津波を想定して今の位置に移したらしいと言う。東日本大震災の復興に当たって、歴史に学ぶ先人の態度を見習わねばならぬ。