「脱原発」は政府見解ではないと首相釈明

菅直人は15日午前の閣議後の閣僚懇談会で、中野国公安委員長の抗議を受ける形で閣僚に対し、将来的な「脱原発」方針について、政府見解ではなく個人としての考えを披瀝したと釈明したと言う(ココ)。
馬鹿か。首相ともあろう者が個人見解を記者会見で口にするとは、首相の何たるかを知らぬ大阿呆だ。首相の発言は政府のヘッドの発言であり、政府の方針と解される。そんなことを弁えていないとは、それだけで首相失格だ。
閣僚懇談会で中野氏が「閣僚は話を聞いていない」と説明を要求したのに対し、首相は「今日までの経緯を含め、総合的にこの辺りで国民に方向性と自分自身の決意を述べておく時期ではないかと考えて記者会見した」と語り、「個人の考え」の表明だったと釈明したそうだが、ストレステストの件と言い、今回の脱原発発言と言い、菅直人は思いついたら喋らずに居られない性格なのだろう。そこには自分の発言の効果や先の展開などを計算し尽くした形跡は皆無である。首相なら、こうすればどうなるか、的確な読みが無ければならぬ。だが菅にはそのような周到な読みは全く感じられない。
度々言うことだが、指揮官が悪ければ部隊は全滅する。首相が能無しでは日本が崩壊する。なでしこジャパンの監督の采配はまことに見事。それに引き替え菅の能無し振りは全く情け無い。民主党は一刻も早く菅を首にせよ。