湯築城歴史塾第一回「湯築城以前・古代の道後」

今日は愛媛大学寺内浩教授の「湯築城以前・古代の道後」で、湯築城がまだ存在しない時代、古代の道後の解説。話の内容は個々には知ってはいたが、断片的な知識に過ぎなかったのが有機的に繋がり、非常に有益だった。
講演が終わった後、二つお尋ねした。第一は内代廃寺が造営された時期についてお尋ねしたところ、出土した瓦から見て白鳳時代と思われるとのこと。第二は道後に残る条里制が出来た時期について、電車道を拡張した時の発掘調査は14世紀まで調査されたが、遺構は総て条里制の区割りに従っていたので、条里制が敷かれたのは14世紀より前であることは明らかだが、いつ頃か判っているのでしょうかと質問した。これについては、全部発掘すればはっきりするのだが、今は14世紀以前としか言えないとのお答え。やはり未調査で、発掘を待つしかないらしい。
次回は川岡勉教授の「中世の伊予と湯築城」。