中国民衆の反発がこのまま進めばTwitter革命だが

中国は報道統制が効かなくなって来たようだ。
温家宝首相が事故現場へ行ったのは、事態を沈静化するのが目的で、そのため安全が第一だとまで言った。本当にそう思っているなら、運転を停めて事故原因を究明すべきだった。しかし営業運転は止めず、報道を統制しようとした。その結果は、トラブルが連続し、民衆の反発が益々強くなってしまった。
以前なら報道機関を押さえ込めば報道統制が可能だったが、今はインターネットが普及し、情報発信源が無数に存在するため、報道機関を押さえ込むだけで情報を制御することは最早不可能である。それこそ人の口に戸は立てられない。情報当局は書き込みを懸命に削除しているらしいが、「一つ削ったら二つ書き込む」と、却って反発を強める結果となっているようだ。民衆が本気になってこの状態がとことん進んだら、勝負は明らかだろう。それこそTwitter革命が成就するのではないか。その前に中国政府は手を打つだろうが、どんな手に出るか、目を離せない。