acrete11月号の記事の誤り

愛媛新聞のアクリート11月号に、「愛媛の中の大坂、大坂の中の愛媛」と題する特集がある。その中の【湯築城大坂城】の項にあれと引っ掛かる記述があった。その部分を記す。

徳川時代の石畳の上への復興ながら、秀吉時代を彷彿とさせる大阪城天守閣と、片や石垣さえも残らず、それと知らねばただの丘、公園としか見えない湯築城跡、なんともやるせない、愛媛と大坂のつながりです。

ここで「片や石垣さえも残らず」と書いているが、湯築城始め中世の城にはごく一部を除いて元々石垣は無いので、この記述はおかしい。この文章は、元は石垣があったのに無くなってしまったと考えている書き方である。
愛媛新聞の編集部に電話し、この点を指摘したところ、折り返し電話があり、誤りを率直に認め、何らかの方法で訂正すると言う。ごちゃごちゃ筋の通らぬ弁解などしようとしない率直な態度は好感が持てる。NHKは見習うべし。
ついでに気が付いた点を伝え、気持ち良く電話を終わった。