おめでとう赤崎勇さん
赤崎勇さんが青色発行ダイオードを開発した功績で文化勲章を受章。おめでとうございます。赤崎さんとは約1年間同じ下宿でお世話になった。赤崎さんは音楽が大好きな優れた技術者だった。我々とは格段にレベルの違う方で、そのような方に長く親しくして頂いたことは、本当に光栄の窮みである。会社をお辞めになった後は遠く離れ、お会いする機会もなく過ぎてしまったが、今回の受賞は遅きに失したくらいである。
青色LEDは中村修二氏が有名であるが、青色発光ダイオードは赤崎教授が1989年に開発した。そして、基礎技術の大部分は赤崎勇教授や、天野浩名古屋大学教授等により実現され、また発光層に用いられているInGaNは松岡隆志東北大学教授(当時NTT)などによって実現されており、それらの技術を使って製品化したのが日亜化学工業と聞く。従って青色LEDの開発がノーベル賞の対象になるなら、赤崎教授が受賞者になって当然と思うがどうだろう。
いずれにせよお目出度いことで、遠くからお祝い申し上げる。