野田内閣改造

野田首相内閣改造に踏み切った。閣僚から外された5人のうち3人は、問責決議を受けた二人と次に問責されそうな一人で、いずれも始めから大臣にすべきでなかった人物。問題人物を外したからもう大丈夫とは言えないところが問題。
そもそも首相は昨年組閣に際して適材適所だと言った。それなのに今日その適材を3人も頚にしなければならなかったのは何故?任命者自身が不適材だったのではないのか?
選挙に際して民主党は、政権交代が最大の景気対策だと言った。埋蔵金を60兆円発掘する、公務員の人件費は20%削減する、消費税は4年間議論すらしない、天下りは許さない、子供手当てを出す、農家の所得補償をする、高速は無料化する、暫定税率は廃止する、赤字国債を抑制する、沖縄の基地は国外へ最低でも県外へ、などなどおいしそうな、子供騙し的な公約をずらりと並べたが、民主党政権は総てを反故にし、有権者を騙しながら詫びもしない。
それどころか議論すらしないと言った消費税値上げを図々しくも声高に主張する。いずれ消費税を上げざるを得ないのは判っているが、その前に民主党政権は公務員改革や議会の定員削減などをやるのが先決だ。それをやらない限り、消費税値上げには拒否反応が示されるだけだろう。法案が通らない以上、総辞職か衆議院の解散・総選挙しかない。そのために野田政権が真っ先にやるべきことは、最高裁から違反とされた一票の格差を是正する法案を一刻も早く成立させること。判っているのかな?格差是正が出来ないので解散出来ませんと居座る気か?どっちにしても迷惑するのは日本と日本国民だ。