政府の原災本部 議事録を作らず

NHKが政府の原子力災害対策本部の21回にわたる会議について「議事録や内容をまとめた資料など」の情報公開請求を行ったところ、公開されたのは、議題を記した1回の会議について1ページの「議事次第」だけで、議論の中身を記した議事録は作成されていなかったことが判ったと言う(ココ)。民主党は選挙に際して、情報公開を積極的にすると約束したではないか。それなのに議事録を残さないとは何事か?菅直人は歴史が評価すると言ったが、評価するのに重要な資料である議事録を作らなかったとは、菅は何を考えていたのか。重要な情報を闇に葬るとは、暗黒の総理と言うしかない。
議事録が無いのはこれだけでなく、民主党政権交代後に真っ先に決めた方針の一つが、政府が執行権、決定権を持ち直接関与できる案件で行われる会議・閣議・閣僚懇談会・閣僚委員会・政務三役会議に関する「議事録は作成しない」だったとも聞く。これが事実なら全く考えられない行為である。情報公開を約束しながら、公開すべき情報は残さないとは、これだけでも失格である。民主党は早々に退陣すべし。