糸満小、67年越し卒業証書授与へ

糸満小は1945年3月当時の6年生に対し、卒業証書の授与式を予定し、現住所が判明している104人に対し案内状を発送したと言う(ココ)。1945(昭和20)年は卒業式を出来なかった小学校は、地域によるが東京と沖縄にはかなり有るはずだ。我が母校も卒業式の日に空襲を受けて焼け、40年以上後に遡って卒業証書を授与した。それが何年だったか忘れたが、その後、遡って卒業証書を授与する学校が幾つか続いた。
40年も経って卒業証書を貰っても、実生活上は何も変らないが、先生や友人同士との心の繋がりが尊いと思う。卒業証書は一枚の紙に過ぎないが、それを卒業の日に貰えなかったのを40年も経って貰ったことが一つのストーリーであり、それが昔の記憶をより鮮明かつ強固なものにしたような気がする。
糸満小の場合は67年越しとなるが、なお少なくとも104人がご存命とは素晴らしい。皆さんの絆が一層強くなることを祈りたい。