三坂道路開通

国道33号線の最大の難所である三坂峠を迂回するバイパス「三坂道路」が昨日開通した(ココ)。三坂道路は久万高原町東明神と松山市久谷町大久保の間7・6キロを結ぶ道路で、2つのトンネルと9つの橋がある。この道の完成により、現在31箇所もある急カーブが解消され、冬季の積雪や凍結によるチェーン規制の減少なども期待されている。
松山市久谷町大久保は標高330m、久万高原町東明神は610mで、その途中の三坂峠は720m。三坂道路はその三坂峠をバイパスしてしまうので、交通は随分と楽になる(参照サイト)。
この三坂峠は分水嶺であって、ここより南側の川は皆高知側に流れるので水利権は高知が持つ。そのため愛媛県内を延々と流れているのに水利権が無いとは、何だか凄く不合理な気がする。清流と称えられている四万十川仁淀川も愛媛に源を発しているが、高知の川としか言われない。少なくとも愛媛・高知の川、或いは四国の川と言うべきだろう。
三坂道路から妙な話に飛んでしまったが、この道路の開通は高知新聞ココ)も採り上げている。高知にとっても有用だからだろう。この件は愛媛だ高知だなどとせせこましいナショナリズムでなく、広い視野が必要であることを示す好例と思う。
なお、地圖を調べたら国土地理院の地圖とYahoo地図に三坂道路が載っていた。早い。