正月早々調子良し

今日は足・腰の調子が頗る良く、随分と歩いた。この調子で回復して呉れれば嬉しいのだが、希望通りに行くか否かは神のみぞ知る。
3時過ぎに家を出て、資料館に向かう。途中、放生園のからくり時計が動き出し大勢の観光客が観ているのを眺めながら、湯築城跡へ。普段はこの辺りで腰が痛くなり、駅のベンチで一休みすることが多いのだが、今日は殆んど痛みが無く、資料館まで一気に歩けた。
資料館で館長や顔見知りのガイドさとに新年の挨拶をして、城内を一周し、伊佐爾波神社方向に行く。伊佐爾波神社の参道の石段は、参拝者で一杯。その模様を写しただけで登るのは遠慮し、上人坂から寶厳寺を眺め、円満寺前を通って道後温泉本館に行く。久し振りに冠山に登り、坂の途中から本館の全貌を写す。
本館はどうやら札止め状態らしく、入浴券を求める客がずらっと並んでいた。今日は椿組が公演すると聞いていたが、予定が変ったのか来ていない。仕方無いので商店街を通って駅前へ戻る。
ここまで歩いても足・腰は何とも無い。それなら矢張り寶厳寺と伊佐爾波神社に初詣しようと、またそちらに向かう。しかし伊佐爾波神社の石段はまだ無理と、石段横の脇道を登って先ず寶厳寺に行く。寶厳寺に参詣した後、山門を出た所で松山城天守閣を写す。山門前から伊佐爾波神社の裏口に向かう。裏の階段は正面の石段より遥かに緩やかで、こちらなら楽に登れる。神社裏側にある駐車場は満車状態。正面に廻ると参拝者の列はまだ石段の途中まで続いている。その後ろに並ぶのは諦めて、神社の回廊に入る。回廊には神輿が6基納められていた。
回廊の寶厳寺に一番近い角の蛙股に一遍上人の遊行姿が描かれている。その写真を撮っていたら数人の子供達が通りかかり、「あれ何?」と言ったので、一通り解説してやる。一遍上人も知らなかったが、話終わると「有難うございました。寶厳寺にも行って見ます。」ときちんと礼を述べてから去って行った。
回廊を出てから、石段を降りる勇気はないので、車道の坂に廻り、帰宅。足も腰も何とも無い。新年早々大きな収穫だ。だが、今日は良くても明日も大丈夫と言う保障は無いので油断は出来ない。しかし一進一退はあるとしても、良い方向に向かっていることは間違いない。今日届いた年賀状にも、足の故障でリハビリ中と書いてあるのが3通もあった。皆歳だから無理はない。少しでも良い方に向かっているなら上々だ。