日馬富士は引退するしか道はない

日馬富士は5敗となり、今場所も横綱としては惨憺たる成績となった。昔、一場所で3敗したら、力の限界だと言って引退した横綱が居た。横綱とはそういう立場であって、負けてはいけない地位なのだ。
日馬富士は100%以上の力を発揮しないと好成績を残せない力士。毎場所そんな調子を保てる筈はなく、そういう場所では負けが混む。だから横綱を張るのは無理と素人の目にも見えていた。それを横綱にしてしまったのだから、相撲協会の判断力は素人にも劣ると言われても仕方あるまい。日馬富士大関に置いて置けば、成績にむらはあっても長く地位を保ち、異色の名大関と謳われる存在になったのではなかろうか。
日馬富士白鵬のように安定した成績を残せないことがはっきりしたからには、残念だが引退しか残された道は無い。相撲協会横綱とするか否かを、過去の成績だけで判断してはならない。過去の成績その他から将来の力を見通すことが重要なのだと、認識を新たにして欲しい。