原爆投下も国際法違反かとロイターの記者が質問

ロイターの記者、Gjと拍手を送りたい。本当は日本人記者が言って欲しかった。奇妙なのは検索しても産経以外が報じている気配が見当たらないこと。何故か。記録として産経の記事全文を引用する。(出典はココ)。

原爆投下も化学兵器使用と同じ国際法違反か−。米国務省の定例記者会見で28日、ロイター通信の記者がシリアの化学兵器使用疑惑をめぐり、米国による広島、長崎への原爆投下の例を挙げて軍事介入の正当性について追及した。
米政府はアサド政権による化学兵器使用を断定。この日の会見でハーフ副報道官は国連安全保障理事会による武力行使容認決議なしに軍事介入することを念頭に、多数の市民を無差別に殺害したことが一般的に国際法違反に当たると強調した。
これに対してロイターの記者は「米国が核兵器を使用し、広島、長崎で大量の市民を無差別に殺害したことは、あなたの言う同じ国際法への違反だったのか」と質問。ハーフ氏はコメントを避けた。

東京大空襲など都市への空襲も国際法違反である。これらを正当化するため、日本が悪かったのだと有ること無いこと日本のせいにしたのが、今の自虐史観を広める基になったのだ。一日も早くまともな歴史認識に立ち返らねばならない。
それにしてもロイターの記者の質問は、米政府は予想もしなかったことだろう。68年を経た壮大なブーメランと言える。
ブーメランと言えば潘基文事務総長の釈明も中・韓両国にとって思わぬとばっちりだったと言えるだろう。事務総長は自分の発言は「日本、中国、韓国の三カ国の指導者は過去に起こったことをしっかり理解して克服していくべきとの趣旨だ」と、慌ててとってつけたような釈明をした。こんな釈明で納得できるものではないが、「三カ国の指導者」と言ったのは、中・韓両国にとっては想定外のとばっちりだったであろう。あらぬことをごちゃごちゃ言ってると、いつかその跳ね返りが来ると知るべきだ。