さて何を書いておくか

書いて置きたいことは山ほどあるのに、歳のせいか書くのが億劫になって来た。全く歳は取りたくないものだ。
さてこの数日の話題は、王の55本を抜いたバレンティンのホームラン記録と、台風で齎された各地の激しい水害であろう。
先ず王のホームラン記録を破らせまいとする空気が今回は見られなかったのは良かったと思う。記録はいつか破られるもの。各チームとも真っ向勝負したのは良い。そして打たれた方のファンもスタンディング・オベイションでバレンティンの偉業を讃えたのは素晴らしかった。バレンティンが此処まで来た蔭には、彼の熱心な研究があったことを忘れてはなるまい。彼は特に対戦相手のキャッチャーを研究したそうだが、それは正解だったと思う。この上はどこまで記録を伸ばすか楽しみだ。
なだ一言付け加えるなら、野村元監督が言っていたように、出来ることなら日本人選手が破ってほしかった。その可能性を持っていたのは松井秀喜唯一人だった気がする。彼がメジャーに行かず、後数年日本でやっていれば55本を越えたのではなかろうか。だがその道を選んでいたらメジャーでのMVPは無かった。痛し痒しである。
もう一つは各地の水害だ。今回のように多くの地域で水害が発生したのは初めてでは無かろうか。京都の桂川や鴨川の氾濫は聞いたことがない。どちらも台風の周辺地域であることが注目される。他の地域の雨量も過去に経験したことが無い量に達している。地球温暖化のせいで、台風が運んでくる水の量が以前より圧倒的に多くなっているからで、1時間当たり100mmと言う雨量が珍しく無くなった。松山市の排水能力は1時間当たり30mmで設計されていると聞く。従来はそれで十分だったのであろう。だが今はその3倍を越える豪雨が頻繁に起きる。この分では全国の川を3倍くらいに広げないと持たないのではなかろうか。兎に角大変な時代になって来た。
おまけとして、把瑠都に触れておこう。今日の相撲放送で把瑠都がゲストとして呼ばれていた。把瑠都は怪力の持ち主で、次の横綱把瑠都と思われていたが、怪我のため引退に追い込まれたのは何とも惜しい。体はでかいが笑顔が印象的な愛すべき力士で、各力士があの怪力のでっかい把瑠都にどう挑むか楽しみだったが、もう見れないのはなんとも残念だ。好漢に幸せ有れと祈る。