ジータが最終打席でサヨナラ安打

絵に書いたようなと言う言葉があるが、今日はヤンキー・スタジアムの最終戦の最後の打席で、ジータがまさに絵に書いたような劇的な一打を放った。
ヤンキースは黒田が先発し、一回の表に本塁打を2本打たれて2点を先行されたが、その裏ジータの適時打でまず1点、更にもう1点を返して同点。そのまま回が進み、7回だったと思うがジータの内野ゴロで勝ち越し、更に2点を取り5−2トリードし、黒田に勝利が付くかとおもわれたが、9回表にクローザが本塁打を2本打たれて同点とされ、黒田の勝利投手が消えた。
ところがその裏、先頭打者がヒット。直ちに代走を送る。次のガードナーが送りバントで走者2塁。まさにジータのためのお膳立て。この狙っても出来ないお誂え向きの場面ジータは見事にライト前にライナーのヒット。懸命のバックホームも間に合わず2塁ランナーがホームインでサヨナラ。
ヤンキー・スタジアムの最後の打席で勝利を呼び込むサヨナラ安打。20年間の最後をこんな劇的なプレーで飾るとは、全く凄い選手、運に恵まれたプレイヤーだと感心する。
元同僚の松井は、9回表に同点となった時、ジータならやるだろうと言う予感がしたと語っていたが、スター・プレイヤーの面目躍如たる一戦だった。