台風の進路予報での用語に疑問

台風19号は急速に勢力を弱めたのが何よりだった。
ところでNHKは何度も台風の進路予想を報道し、注意を促していたのは良いが、進路を「東寄りに進み」と報じていた。この表現には強い違和感を覚える。「東寄り」とは方向を示す言葉ではなく、位置を表す言葉だろう。例えば、「あの大きな木の右寄りを」と言うように、採り上げた対象の位置でなく、その近くの場所を指す言い方であろう。
進路予報で言いたかったのは、「東の方に向かって進み」と言う意味を伝えたかったのだと推測する。最近、気になる言葉遣いが多い。