謎の土器に隠された古代日本人ミステリー

南太平洋に浮かぶバヌアツ共和国で出土した土器が縄文土器であり、エクアドルで出土した土器が縄文土器の系統であり、エクアドルアイマラ族が持つATLウィルスの遺伝子配列から見て縄文人の子孫であることがほぼ間違い無いと言う。土器のことは随分前から言われていたが、ATLウィルスの遺伝子については近年の研究成果であろう。
山海経だったか海賦だったかに倭人から聞いた話として裸国・黒子国と言う国があり、毛羽翼(だったと思う)が居ると記している。毛羽翼とはコンドルのことと思われ、その地は南米と推測されるが、この話とエクアドル縄文土器などの話は整合する。ただ時期は5千年ほど前の縄文時代と、2千年弱前の弥生末期(古墳時代初頭?)と大きく違う。
倭人から聞いた話と言うので、倭人の体験談と考えたのは早や合点だったかも知れない。縄文の昔から倭人に伝わる伝承だった可能性もある。しかし、3千年もの間伝承が伝わるものだろうか。それとも縄文時代からずっと弥生時代まで何回も南米まで往復していたのだろうか。
遺伝子解析が進んだ結果、かって言われて来た歴史が根本から覆って来た。一度頭を空にして一から見直さねばならぬようだ。何が出るか楽しみだ。