ジョコビッチがウィンブルドンを制す

ジョコビッチフェデラーを3−1で破って優勝。久しぶりに強いフェデラーが戻って来たが、ジョコビッチは終始フェデラーを圧迫し、フェデラーは1セットを取るのがやっとだった。
驚いたのはジョコビッチフェデラーの第一サーブをしばしば厳しく返して居たことだ。世界のトップクラスの選手の第一サーブを何とかラケットに当てて返球するのは良く見るプレイだが、唯ブロックするのではなく、厳しく打ち返すのは今まで見た覚えが無い。ジョコビッチフェデラーの第一サーブをしばしばラリー戦に持ち込んでいた。こんな芸当が出来るのはジョコビッチだけではなかろうか。兎に角驚いた。
ジョコビッチはこの比類の無いレシーブ力、コートカバーの広さ、更に打球の深さ厳しさの総てでトップであることに間違いない。流石のフェデラーも歯が立たなかった。試合だからどちらかが勝ち、どちらかが負けるのは当然だが、両者の精神力の強さに感心させられる場面が幾つもあった。流石世界のトップ選手である。二人の健闘を称えたい。