外国人向け地図記号

地図記号が外国人に分かりにくいものがあるので、改良を検討中らしい。変更する候補の中に寺の記号が入っており、寺を示す「卍」がナチスの鉤十字を連想させると言うのがその理由と言う。
これには反対だ。理由は「卍」と鉤十字は歴史の長さが桁違いであり、「卍」は仏教やヒンズー教に源があり、梵字を起源とする。そのため日本だけでなく、アジアに広く存在する。日本の外国人向けの地図だけ修正して済むものではない。欧米人がナチスと勘違いするのは歴史を知らないことによるものであるからには、その歴史を欧米人に教えること、欧米人が古い歴史を勉強することが、勘違いに対する正しい処方であろう。地図記号を変えることより、卍の説明書を作る方がましだと思う。