オバマ大統領が広島を訪問し慰霊碑に献花

原爆を投下した国の大統領が始めて被災地の広島に足を踏み入れた。そして先ず原爆資料館を観て、慰霊碑に献花し、書簡と言う形式で17分間にわたるスピーチを行い、被災者二人と言葉を交わし、最後に原爆ドームを視察した。
スピーチの中には原爆投下を謝罪する言葉は無い。勿論原爆投下や東京大空襲などの非人道的な行為、国際法違反の行為には心から謝罪し、非を認めて欲しい所である。しかし、今それを求めたら米大統領が広島を訪れる機会は遠のくばかりであろう。それよりも兎に角広島・長崎に米大統領が来て欲しい。あの地に立つこと自体が如何なる言葉にも勝る行為である。総てはそこから始まるのだ。
その意味でオバマ大統領の決断に敬意を表したい。今回の行動は万言にも勝ると思う。そしてこれが大いなる歴史の第一歩となることを祈りたい。そして、この日を招来した安倍首相の努力にも敬意を表する。