参院選で改憲派が2/3を超す

参院選が終わった。自民党の圧勝で、しかも改憲勢力が三分の二を超えた。憲法の改正が必要なことは論じるまでもないことなのだが、世の護憲論者と称する連中は九条を妄信し、改正を頑として受け付けないので始末に困る。
今の憲法は占領軍が作ったもので、国際法違反である。そんなものを後生大事に護ろうとすることが先ず可笑しい。今の憲法が本当に素晴らしいものであっても、一旦は廃止し、日本人の手で作り直すべきである。その意味で講和が成立した後、直ちに廃止し、作り直すのが正しい。それをやらなかったことが一番悔やまれる。アメリカ人の中には、あの憲法をまだそのままにしているのかと驚く人も居るらしい。独立国なら一日も早く改正に着手すべきである。
学生時代に法学部の友人が現憲法の何条だったか忘れたが、この条文をどう解釈するかと問われたことがある。言われて始めて理解したのだが、その条文は二通りに解釈できる。これは法律としてあってはならないことで、そんな条文を抱えていては欠陥憲法と言わざるを得ない。
世の護憲派は九条を必死になって護ろうとする。日本が戦争しないと言えば戦争は起こらないと本当に信じているのだろうか。戦争を起こさないためには、こちらから仕掛けないだけでは不十分で、向こうさんに戦争する気を起こさせないことが必要である。今の日本には戦争が起きないようにする方法論の議論が存在しない。それでは幾ら戦争反対と叫んでも、それは情緒的戦争反対に過ぎない。真に戦争を抑止する手段を構築できるように憲法を改正することから始めねばならない。
憲法をより良いものにしていくために先ず必要なのは、改正の発議に衆参両院の三分の二の賛成が必要なことである。これを二分の一に改めること、何をさておいてもこれを真っ先にやらねばならない。安倍内閣の間にこれだけは絶対に実現して欲しい。今のチャンスを逃したら、もう永遠に改正できる状況はやって来ないと覚悟を決めるべし。