戦後始めてハワイに降りた首相は吉田茂氏

戦後初めてハワイに降りた日本の首相は吉田茂氏であることは、間違いの無い事である。吉田茂氏は講和条約締結のため、サンフランシスコに行っている。当時飛行機はまだプロベラ機で、航続距離も短く、日本からアメリカまで飛ぶには先ずミッドウエイで給油してハワイに向かい、そこでまた給油してアメリカ西海岸まで飛ぶ。だから吉田茂氏がハワイに降りたのは間違い無い。但し、ハワイで飛行機から降りたか、真珠湾に行ったか、それは知らない。昭和39年のアメリカ出張の時は、もうジェット機になっていたが、まだ太平洋無着陸横断は出来ず、ハワイで給油してサンフランシスコに飛んだ。給油の間は飛行機を降り、空港で入国手続きをした後、1時間程待たされたと記憶する。だから吉田首相も給油の間空港で待っていた可能性が高いと思う。吉田首相がハワイで何かをしたと言う話は聞いた覚えが無いので、ただ給油のために降りただけではないかと推測する。