道後の正月探訪

元旦の道後探訪に出かけた。稲荷神社に詣でた後、伊佐爾波神社に向かう。放生園の人の数は大したことがないので、今年は観光客が少ないのかと考えながら伊佐爾波神社に近づくと、石段の上から一番下まで参拝客が繋がっている。こんな初詣の人出は始めて見る。びっくり。こんなに長い列に並ぶのはとても無理なので、石段の横の道を寶巌寺に向かう。寶巌寺は伊佐爾波神社のような人出は無いが、それでも人が絶えることはなかった。再建され綺麗にはなったが、失ったものは多く、これは取り返しが尽かない。一遍上人立像は複製されて、昔の姿を偲ばせては呉れるが、重みが欠けるのは如何ともし難い。伸ばしたら20m近くになるかと思われる河野氏系図も、もう見ることはできない。火災は恐ろしい。
寶巌寺を出て伊佐爾波神社に裏から登る。久し振りに回廊を巡りたかったが、長い行列に横から入るわけには行かず、参拝を諦めて横のみちを降りる。下まで降りたら、初詣の列はさっきより更に長くなっており、石段下から道にまで伸びていた。天気が良かったからか、観光客が増えたのか。兎に角今年は凄かった。車の列もさっぱり進まず、完全な渋滞。初詣の人の多さに比べると、商店街の人出は思った程では無かった。