五輪の動画を見て
フィギュアのエキジビションの動画と、女子カーリングの日英戦の動画を見た。動画を細かく見ていくと、実況では気が付かなかったことも見えて来る。
フィギュアのエキジビションが終わった後、出場した選手達が皆羽生を取り囲むように集まり、誰か名前は判らないが、全選手の中央で男子選手が羽生をリフトした。これは現在のフィギュアスケート界における羽生の立ち位置を示す風景であろう。ここまでは実況でも見えたが、その後、ロシアの二人の女子選手が羽生に近づき、二人が羽生の両脇にくっ付いてしまった。それまでは羽生の左には宮原が、右には外国人選手が立っていたが、そこに二人が割り込んでしまい、ずっとその位置を保っていたようだ。羽生が如何に皆から好かれているか、如何に憧れの的であるかを示すものと言える。
女子カーリングの日英戦、動画で英国の最終ショットを詳しく見ると、ストーンの配置が英国にとっては不運としか言いようがない状況だったことを知った。英国のショットが何を狙ったのかは知らないが、日本の最終ショットが誠に微妙な位置のあり、そのストーンに当てたら好結果は望めなかったように思う。英国は日本のストーンをすれすれにかすめて中心に向かって曲げ、No1とNo2の2点を取ろうとしたのではなかったか。それがほんの僅か狂い、日本のストーンの2時の辺りに当たってしまい、最悪の結果となってしまった。だが勝負と言うものは危険を冒さねばならない。リスクを冒して全力を尽くす。それが勝負の有るべき姿。その結果が吉と出るか凶とでるかは天のみが知る。英国のプレイは勝負を賭けた挑戦。結果は凶となったが、僅かな勝利の可能性を掴むべく挑んだ姿勢は立派。拍手を贈りたい。