大谷とバーランダーの対戦で思い出したこと

16日(日本時間17日)の対エンジェルス戦で、大谷を4打数無安打に封じたアストロズジャスティン・バーランダー投手が、試合後大谷の打撃を称賛したという記事が有った(ココ)。
バーランダー投手は試合後、手の動作と視覚の連動性を意味する「ハンド・アイ・コーディネーション」と言う言葉を用いて、「打者・大谷」の能力の高さを称え、手強い相手であったことを認めたという。そして、いつか過去を振り返る時、いつか自分が年老いて最期を迎えた時、『僕の2500奪三振目は、あいつから奪ったんだよ』と言えるだろうね」と言及したと言う。これを読んだ時、長嶋と金田の初対戦を思い出した。その試合で長嶋は金田から4三振を喰らったが、試合後に金田は長嶋は球に目が良く付いて来ると称えていた。金田もバーランダーも将来有る新人を完璧に抑え込みながら、相手の資質を同じポイントで見抜き、称えたことになる。一流の投手が相手打者を見るポイントが、国も違い時期も隔たっていても同じだったことは非常に興味深い。大谷とバーランダーは歳が一回りも違うので、対戦機会はそれ程無いかも知れないが、今後どんな勝負をするか、大いに楽しみである。両者に栄光有れ。