日本語の乱れが酷過ぎる。

 24時間テレビが始まっているが、以前から気になっていることが有る。24時間テレビでは毎年募金を行なっているが、募金と言う言葉の意味を取り違えている。「募金」とは「寄付金などを募ること」であり、集まった金は「寄付金」である。それを今日、番組の中で「〇〇時まで募金を引き受けています。」と言っていた。「〇〇時まで募金を」と言ったのなら、その後は「しています。」だろう。「引き受けています。」と言いたいのなら、その前は「〇〇時まで寄付を」でなければ意味が通らない。また、「募金を届ける」と言うのもおかしい。届けるのは「寄付金」である。これらの間違いは「募金」の意味を正しく理解していないために起きるのだろう。

 近年しばしば日本語の理解不足に遭遇する。先日も放送の中で、「××が魚雷攻撃を受けて撃沈した。」と述べていた。正しくは「撃沈された。」である。自動詞と他動詞の区別がつかないらしい。また「△△して上げられることが出来る。」と書いているのを見た。これなどは呆れて物が言う気も無くなる。それかと思うと助詞の「は」と「が」の違いが分からない人がいる。天気予報で「注意報や警報が出ていません。」と報じたアナウンサーが居た。この場合は「が」でなく「は」でなければならない。アナウンサーでこの体たらくでは一般の言葉遣いが乱れるのも無理はない。