思わぬ収穫

瀬越医院の帰りにE君と会う。立ち話をしているとアジア・フィルム・ネットワークに所属していると言う。ネオン坂の再開発は歓迎するが、ネオン坂の歴史を知っているかと尋ねると、歴史を調べているとの答え。それなら明治以前に、あの場所に何があったかと問うと知らないと言う。そこで一遍のこと、山門が坂の下にあったことなどを話すと、全然知らなかった、みんなに話して欲しいと頼まれる。今週は無理だが来週なら何とかすると約束。
立ち話よりも喫茶店でと最近出来たばかりの店に行く。途中家に立ち寄って本を数冊持って行き、それぞれについて説明すると、ゆづき特別号を欲しいと言って、その場で買ってくれた。我々も若い人たちのグループとの連携を希望していること、みんなで地域の歴史を掘り起こし、紹介して行きたいと考えていること、そして、自分達の地域を深く理解した上で、自分達の住むまちをどうすべきかを考えて欲しいこと、そのために協力し合いたいことを述べておいた。
彼も歴史を知らずにまち造りはできないと言い切り、見違えるほど積極的な姿勢を見せた。この分なら手を結び合うことも可能だろう。やっと楽しみが見えて来た。