土岐氏・大野氏をテーマとする投稿

「談話室ゆづき」に土岐氏や大野氏に関する話題が投稿された。両氏とも正直言って良く判らない。大野氏に関しては同氏の子孫の回答を求めているが、大野氏のご子孫自身が研究の進展を待ち望んでいる状態なので、これはちと無理だろう。
両氏を調べるには、個々の事実を検討する前に、伊豫における両氏の歴史を概観することが必要と思う。何故伊豫に来たのか、その時の使命は何だったのか、その使命をはたすためどういう立場にあったのか、それが時代の変遷につれてどのように変わって行ったのか、等々を鎌倉時代から戦国期に至るまで整理して見るべきであると考える。この作業を抜いては個々の事実の解釈を誤る惧れがある。例えば、土岐氏が分郡守護であったか無かったかを論じることそのものが、実は的外れであるかも知れない。一度概観を纏めて見たいが、簡単な作業ではない。