初めて知った「さざれ石」

誠に恥ずかしいことだが、「さざれ石」とはどういうものかを今日初めて知った。「さざれ石」とは「細石」と書くので、細かい石、小さな石のことで、「さざれ石の巌となりて、苔のむすまで」とは長い年月の比喩と思っていた。今日偶然「さざれ石」とは「小さな石の欠片の集まりが炭酸カルシウム(CaCO3)などにより埋められ、1つの大きな石の塊に変化したもの」であり、成長するものであることを知った。従って「君が代」の歌詞は比喩でなく、科学的事実を歌っている。
その「さざれ石」は、日本では滋賀、岐阜県境の伊吹山が主要産地であり、岐阜県揖斐川町春日には君が代の由来となったといわれるさざれ石があること、そのさざれ石は岐阜県の天然記念物に指定されており、さざれ石とその周囲には「さざれ石公園」が設けられていることなどを併せ知った。このことは今まで全然聞いたことが無い。考えて見れば非常に不思議なことである。「さざれ石」について記すサイトは『さざれ石 - Wikipedia』『Gifu University CRDC 図鑑−岐阜県の地学 春日村さざれ石公園』『ほんとうの「さざれ石」の話』など沢山ある。