分祀とは分けて祀ること

2006年05月14日(日) の「あんた何様?日記」に、「私見ばかり述べる古賀誠は遺族会会長に相応しいのか?」と題する記事がある。これを読んでいて「分祀」の意味を取り違えていることに気が付いた。「分祀」とは文字通り「分けて祀る」ことで、合祀されているのを止めることではない。広辞苑には、

ぶん‐し【分祀・分祠】
 分けて祀マツること。本社と同じ祭神を別の新しい神社に祀ること。

とある。「A級戦犯と言われた方々を分祀する」と言った場合、これは前者の「けてる」の方であり、新たに神社を造営することである。靖国問題の文脈の中で「分祀」と聞くと、合祀を止めるの意味に勘違いしてしまう。何故か?不思議である。