日本語入力に適したキーボード

アルパカ日記」で日本語入力について論じ、日本語入力に適したキーボードとして「NARACODE」を採り上げている。
お説の通り現在のJIS配列は日本語入力の観点から見ると最悪である。そのためローマ字入力を使わざるを得ない。日本語を楽に入力出来る配列を規格化すべきであることは、論じるまでもないことで急務と言うべきである。
今まで使った中で日本語入力に適していたのは、OASYSキーボードのみである。ワープロコンテストの入力スピードの優勝スコアは、10分間で二千数百字に達し、他のキーボードでは勝負にならなかった。小生でも一番速かった頃は800字位打てた。このキーボードは下の三段だけで日本語を打てるので、手をホームポジションに置いたままで打てる。三段で済む点にはもう一つ利点がある。数字や記号を並べた最上段をそのまま使えるので、数字を打つ際に、JIS配列キーボードのように切り替える必要が無い。入力が楽なことの最大の利点は、文章を考えながらどんどん打てるので、日本語入力が思考の妨げにならないことである。
このキーボードが普及せず、JIS化されなかったのは誠に残念である。その原因は富士通の腰が引けていたことと、メーカー間の足の引っ張り合いにあったと見るが僻目だろうか。NARACODEも三段で済ませているのは良い。OASYSキーボード(NICOLA配列)との比較は、実際に使って見ないと何ともいえないが、日本語入力を容易にする努力は最優先で取り組むべき課題であることに間違いはない。重要な割りには論じられることの少ないキーボードの問題を取り上げたアルパカさんに敬意を表する。