首相の靖国訴訟、原告の敗訴確定

小泉首相靖国神社を相手取り、違憲確認と1人当たり1万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審判決が23日、最高裁第2小法廷であり、今井功裁判長は「本件参拝によって上告人らに損害賠償の対象となり得るような法的利益の侵害があったとはいえない」として原告側の上告を棄却、請求をすべて退けた2審・大阪高裁判決が確定した。(ここ)当然の判決。
小泉純一郎首相は判決について、23日昼、訪問先の沖縄県糸満市で記者団の質問に答え、「戦没者の犠牲の上に今日の平和と繁栄がある。戦没者に哀悼の意を尽くすのは憲法以前の問題だと思う」と述べたと言う。その通り。
当たり前のことが当たり前になりつつあるのは喜ばしい。
原告は記者会見で、「遺族の精神的侵害は一顧だにされず、本当に無念だ」と話したそうだが、遺族の代表であるかの如き発言は不愉快。自分も遺族だが、国のため民族のために命を捧げた人達に国が敬意を表するのは当然のことであり、世界中の常識である。国がそれを怠るなら、それこそ遺族に精神的苦痛を与えるもの。馬鹿げた訴訟を繰り返すのはどういう連中か知らないが、遺族の代表面をするのは止めて欲しい。