サッカーWCにおける敗因

今朝どの局か知らないが、今回のサッカーの敗因を2つ挙げていた。その一は「総てに劣る」、その二は「ジーコの自由放任主義」だった。
前者は同感であるが、同番組では体格で劣るため疲労が大きいので、体格で互角の選手を揃えることが必要と述べていた点、若干疑問を感じる。言いたいことは判るし、一理あるのだが、アフリカの或る国に身長163cmの選手が兄弟で出ていた。兄はドリブルで切り込み右サイドからシュートを決め、弟もバーに当たって入らなかったが強烈なシュートを放つなど、2人のダイナミックで素早いプレイは体格差を全く感じさせなかった。彼等が体格で劣るハンディをカバーして、大きな選手を相手に互角以上のプレイをした秘密は何か。それは体力ではないか。戦後日本人の体格は大きくなったが、体力では却って落ちたような気がする。この点の改善が急務であろう。
後者については既に述べた通り、乗り越えなければならない壁であり、乗り越えて始めて世界に伍して戦えるレベルに到達出来るのだと、全員が肝に銘じるべきである。