ドイツ・スエーデン戦で印象に残ったこと

その第一はドイツが先制点を上げた時の二人の選手の動き。ドイツの選手がゴール真正面でパスを受け、スエーデンの二人の選手がその前でシュートコースを塞ぐ。ドイツ選手はボールを保持したまま左に走る。その動きに合わせて2人のディフェンダーも同じ方向に走る。そのためスエーデンのディフェンスに僅かに孔が空く。その瞬間ドイツ選手は左に走りながらボールを右にパス。もう一人の選手がそこに走り込み、僅かに空いたディフェンスの隙間からシュート。見事にゴールイン。
もう一つはスエーデンのディフェンス。ドイツは25本くらいシュートを放つものの、ゴールしたのは最初の2点だけで終わった。シュートがゴールの枠を外れたものも多かったが、スエーデンのディフェンスも素晴らしかったと思う。ゴール間近から放った強烈なシュートを、ディフェンダーがスライディングして何本も弾き飛ばした。またシュートコースに飛び込み、ボールが顔に当たって引っくり返った選手もいる。この体を張ってシュートを防いだプレイが大量失点を防いだ。