モレスモがエナンを破り初優勝

モレスモは最初のセットを取られながら、逆転して優勝。今夜のW杯もフランスが勝てば、フランスは大いに沸くだろう。
エナンは準々決勝の時とは人が違ったように精彩が無かった。体の切れが無く、打つ時にためも無く、手打ちになっていた。そのため打球に力が無く、コントロールも悪い。準々決勝では球にウエイトが乗り、鋭い打球がコーナーぎりぎりにびしびし決まっていた。結晶ではコースが甘いため、モレスモの強打を呼んでしまった。もう一つ、準々決勝では逆クロスで相手のバックを攻めていたが、決勝ではモレスモの逆を衝いた積もりだったのかも知れないが、フォワードを攻める球が多すぎた感がする。バックを攻めて相手を走らせればチャンスが生まれるのに、無理な攻めで自分からチャンスの芽を摘んでしまったケースが多かった。打球に鋭さがない上に、作戦ミスが重なっては勝てない。自滅に近い。一方モレスモは準決勝でもシャラポアを自滅させた。最後のゲームではモレスモのウイナーは一本も無く、全ポイントがシャラポアアンフォーストエラーだった。相手が自滅する試合が二つも続いたのは、モレスモのしぶとさに相手が苛立つのだろうか。