高松塚古墳古代の施工ミス?

高松塚古墳の解体作業が続いているが、天井石同士の継ぎ目を埋めるしっくいが塗られていない個所があり、天井にすき間ができていたことが分かったと、文化庁は23日発表した(ココ)。このすき間から石室内に雨水が浸入し、東壁に描かれた「青竜」の尾の部分を汚した可能性が高いらしい。青竜の尾は、1972年の発見時から茶褐色に汚れていたそうで、発掘担当者は石室築造時に塗り忘れたとみて、「施工上のミス」と話していると言う。人間のすることに初歩的ミスは付き物であることは昔も今も変わらず、初歩的な単純ミスであるだけに、それの防止は却って難しいことを物語っているように思う。