専門知識を持たずTPOを弁えぬ恥さらしのマスメディア

昨日はフランコの偉業をマスゴミが伝えないことを批判したが、今日は恥さらしの記者質問に呆れると同時に怒りを覚えた。ZAKZAKの「ハニカミでテレ朝にブーイング…ウッズに場違い質問」によると、全米オープン・ゴルフの2日前の記者会見で、テレビ朝日の記者がタイガー・ウッズに「石川遼を知っているか」と質問したと言う。この質問は全米オープンと何の関係もなく、ミーハーのバライェティの乗りでしかない。「あんた何様?日記」の「2007年06月13日(水) ○○王子報道」によると、かって受賞者記者会見において、ノーベル賞を受賞した田中耕一さんに「賞金を何に使うんですか」と質問し、ノーベル賞の広報担当部長から間髪をいれず「科学的な質問をして下さい」と窘められ、その後、ほとんど専門知識を持っていない日本の記者は質問が出来なかったということがあったそうだ。今回の質問をした記者は、ゴルフ及び全米オープンについての専門知識を持たず、場所柄を弁えぬ単なるミーハーに過ぎない。このような場違いのミーハー的な質問をして会場の顰蹙を買うとは、我が国マスコミの恥さらしである。
一方この件を報じたマスコミ報道のタイトルは、上記ZAKZAKのほかizaも「テレ朝に大ブーイング…ウッズにハニカミの質問、全米OP会見で 失笑と侮蔑」と批判的なタイトルであるのに対し、asahi.comは「ウッズがハニカミ王子を絶賛 すごい才能だ」とウッズのリップサービスのみを報じている。しかし、流石に場違いの質問であると認識しているのか、最後に「メジャー大会と関係のない質問だったが、丁寧にアドバイスもした。」と結んでいる。
このようなマスゴミのミーハー的な大騒ぎが折角の才能を押し潰すことにならないか、またこのような軽佻浮薄な報道振りが我が国社会に及ぼ悪影響や、マスメディアに対する不信感の増大など、心配し出したら切りが無い。マスゴミは厳しく反省し、専門的な勉強をして感性を磨くと共に、TPOを弁える常識を身に付けなければならない。