硫黄島が戦後何故「いおうじま」になったか

二つ説があるようだ。どちらも戦後米軍が「いおうじま」と呼んだのが一般化したとする点では一致するが、米軍が「いおうじま」と呼んだ理由は二つに分かれる。青山繁晴氏は米軍二世が「硫黄島」と言う漢字を「いおうじま」と読んだためと言うのが一つ(ココ)。もう一つは戦時中の日本軍の地図に「いおうじま」と表記されていたからと言うもので、これはexciteニュースの『「いおうじま」から「いおうとう」へ その真相は?』に記されている。
前者は成る程と思うが、後者の説はちょっと信じ難い。日本軍の地図とは陸地測量部(国土地理院の前身)の地図と思うが、もしその地図に「いおうじま」と書かれているなら、当時ニュースなどで「いおうとう」と言うとは考え難い。この件は保存されている昔の地図を調べれば直ぐ確認できることなので、exciteニュースは伝聞を報じるだけで終わらせることなく、しっかりと検証して報道して欲しい。