硫黄島の呼称変更でアメリカが困惑?

硫黄島の呼称を「いおうとう」と元に戻したことで、アメリカが困惑していると言う(ココ)。

【ワシントン=山本秀也国土地理院が太平洋戦争の激戦地、硫黄島(東京都小笠原村)の呼称を「いおうじま」から「いおうとう」に変更したことで、米国内で困惑が広がっている。米国では「イオウジマ」の名がさきの大戦での勝利を象徴する地名として定着しているためで、変更をめぐり「日本が歴史を書き換えた」(FOXテレビ)といった報道も飛び出した。

更に、

不満の声は、とりわけ米軍の退役軍人らの間で根強いようだ。海兵隊のヘインズ退役中将は、AP通信に対して、「(呼称変更は)率直にいって好きになれない。イオウジマの名はわれわれの伝統であり、遺産の一部なのだ」と指摘。

ふざけてはいけない。我が国の伝統は「いおうとう」であり、それを米軍が勝手に「いおうじま」と呼んでいたに過ぎない。およそ外国の地名を正確に発音するのは無理だし、必ずしもその国の人と同じ呼び方でなくても仕方ないのではないか。例えば日本をNipponでなくJapanと呼ぶようなもので、その呼び方には歴史的な何かが有る筈である。だからアメリカ人が硫黄島を「いおうじま」と呼びたければそうすれば良いだろう。歴史を書き換えたなど馬鹿げたことを言うものではない。また、日本が自国内の地名をどう呼ぼうと、アメリカ人の好き嫌いは関係無い。今回の国土地理院の措置は、日本古来の名称に戻しただけのことである。