日本シリーズの在り方

セントラルは中日が巨人に三連勝して日本シリーズ出場を決めた。短期決戦は勢いに乗った方が勝つ。典型的な例は今年のロッキーズだろう。最後の15試合を14勝1敗で乗り切り、余勢を駆ってプレイオフも全勝でワールドシリーズ出場権を手にした。中日も上手く勢いに乗って勝利した。
さて間もなく始まる日本シリーズだが、長期にわたる公式戦で優勝しても、プレイオフに負けたらその栄誉も霞んでしまう今のやり方で良いのか。アメリカはチーム数が日本の約3倍もあるので、あちらのやり方を真似るのは考え物である。日本シリーズは公式戦の優勝チーム同士で戦い、長期シリーズ優勝の栄誉をより高めるべきではないか。これとは別にサッカーの天皇杯のようなトーナメントを設けてはどうか。両リーグで12チームしか無いので、セ・パ両リーグの一・二位をシードする。試合は各チームのグランドを使う。移動日を入れても1週間もあれば十分である。
以上のように、公式戦を長期にわたるリーグ戦と、短期間で済むトーナメントの二本立てにすれば、長期シリーズの優勝チームが霞んでしまう愚を避けることが出来、トーナメントなら下位チームにもチャンスがあるので、励みになるだろう。一考を促したい。