オンデマンド出版
今朝の愛媛新聞でオンデマンド出版が採り上げられていた。オンデマンド出版は電子出版の一つの姿である。少量出版が比較的安価で可能であり、内容をデータとして保持しておくだけで、短時間で追加出版も容易と言う利点もある。この点は在庫を持たないで済むと言う計り知れないメリットとなる。今進行中の「美川村大川土居家の歴史」は、オンデマンド出版の範疇に入るし、marugenさんがやっていることは、オンデマンド出版の奔りと言えよう。
ではオンデマンド出版が発展すれば書店は不要となるか、おそらく否であろう。本はぱらぱらとめくって中味を掴むことが出来る。これは大きな長所である。書店が無くなったら、本の内容を感覚的に把握する手段が失われてしまう。ただ電子出版が出版業や書店のあり方におおきな影響を及ぼすことは間違いなく、オンデマンド出版以外にどのように展開して行くか、当分目が離せない。