びっくりしたけど考えさせられた一言

昨日のこと、或る人が「沖縄に駐留する米軍は事件を起こすばかりで、何もして呉れない。」と言う。何もして呉れないとはどういうことか尋ねると、「尖閣諸島も海底油田も何とかして呉れたら良いのに、何もしない。」と言う。言ってることは筋違いの暴論であるが、後になって、ひょっとしたらイラクもアフガンもカンボジャも、民衆は同じような気持ちでいるのかも知れないと思った。外国の軍隊は自分らのために電気・ガス・水道などのライフラインも、学校や病院、住宅などを作って呉れない、雇用を作って呉れない、安全を守って呉れない、などと思っているのではなかろうか。かって自衛隊イラクに行った時、マスコミはイラクの民衆が、「日本は経済大国なのに、工場も作ってくれず雇用も生み出してくれない」と不満を言っていると報じたことがある。マスゴミはまた筋違いのことで自衛隊を貶そうとしていると、その時は受け流したが、今になって考えると、案外それが民衆の本音だった可能性もありそうに思う。主体性を持たず他人が何かをして呉れるのを期待する空気が強いなら、十分に考えられることである。
これが当たっているかどうかは知らない。だが昨日聞いた一言はびっくりしたが、こんなことも考えてしまった。