林業復活の兆し

先ほどテレビで林業の新たな動きを特集していた。ロシアが木材の輸出に高率の関税を掛けたことと輸送費の高騰で、外国産の木材が入りにくくなり、木材価格が上がったことから、国内産木材が見直されたことが切っ掛けらしい。勿論外国産を国内産に置き換えるだけで事が運ぶわけではなく、製材所で新しい機械や工法の開発や流通システムの再構築、建築システムの改良などの努力などが相俟って、林業の新しい姿が見えて来た。その結果林業を営む山林所有者の収入は倍になったそうだ。林業の採算性が向上すれば、山の保全も改善され、多くの面で良い結果が齎される筈だ。一次・二次・三次産業の総てがバランス良く発展することで、経済が円滑の回転し国民の生活も安定する。
温暖化対策や原油高騰は大きなショックである。ショックの後には大きな変革が生まれることは歴史が証明している。今は大きな変革期であることを思えば、林業復活のような動きがほかにも出てくることが期待される。