囲碁二局テレビで観戦

マチュアがプロに打って貰う置碁を二局観た。一局は広島のアマ六段の人が石田九段に三子で打った碁。石田九段はアマの六段とは通常なら四子で打つが、広島は段位の認定が辛いので三子にしたと言っていたが、確かに強かった。解説の武宮九段が、この場面ではここに打って欲しいが、判るかなと言った所にびしびし打つので、武宮九段は大喜び。しきりに強いと誉めていた。終盤まで黒断然優勢だったが、最後の決め所を逃がし、石田九段にすかさず急所に打たれて逆転されてしまった。勝負は負けたが本当に強かった。武宮九段は解説の中で、ここが急所だと我々素人には思いも寄らぬ所を指摘していたが、どこが急所か一目で判るのがプロ。そこがアマとプロの違い。
もう一局は棋力判定碁で、18歳の女性が六子で打って貰った碁。こちらは力戦型で相当に強かった。石を平気で捨てて大きな見返りを取る打ち方は中々のもの。黒の要の石に白が襲い掛かり、際どい攻め合いになったとき、解説者がここへ打てば七段、ここしか無いと言う所へ連続石が行き、一手勝ちに持ち込んだ。解説者は30手位先まで変化を読み切らないと打てない手と激賞。勝負はその後白に上手く打ちまわされて負けたが、五段と認定されて大喜びだった。
今日はアマの好局を堪能させて貰った。