沖縄尚学優勝

沖縄尚学が9年振りの優勝。比嘉監督は1999年にエースとして優勝。9年後の今年は監督として優勝。強運の持ち主。埼玉の聖望学園は初出場でここまで来たのは立派。決勝戦では投手力の差が出たように思う。沖縄の東浜投手は、派手さはないが滑らかなフォームで投げ込む球は伸びがあり、見た目より速く140km台をしばしば記録していた。今年の大会は全般的に打力が弱い感があったが、この両チームは見事なバッティングを見せた。双方とも構えた位置からボールまで、バットが最短コースを通って一直線に出ていた。その打線が火を吹くか沈黙するかは、相手投手の出来次第。沖縄の東浜はフォームが滑らかなので、疲れが少なかったのだろう。最後まで球の伸びを失わなかった。聖望の大塚は力投型なので、筋肉の疲れが大きく、決勝戦では球威を欠く結果となったのだろう。この差が意外な得点差を招いた原因と思う。勝負の世界故勝者と敗者に分れるのは仕方無いこと。ここまで闘った両チームの健闘を称えたい。