震源地付近の凄まじい加速度

手宮城内陸地震で最大加速度は、一関市の震源近くでは4022ガルを示した由(ココ)。「新潟県中越地震」で記録された2515.4ガルを遥かに上回る。どんな揺れだったのか、想像もつかない。震源の真上ではどれほどだっただろうか。
原子力発電所などの原子力施設の耐震設計は、このような加速度を前提とした見直しを急ぐべきである。伊方原発は目の前を中央構造線が走っている。中央構造線は日本で有数の断層であり、これが動いたら今回と同様の加速度となる惧れはないのだろうか。地震加速度を700ガルとか900ガルと想定するのは大甘であろう。原発がもしもの事態となったら、周辺が壊滅するのは勿論、被害は全世界に及ぶ。岩手宮城内陸地震を教訓として原発の安全性を高めるのが急務である。