藤田氏フロリダ大准教授が病気腎移植効果訴え

愛媛新聞は、米フロリダ大移植外科の藤田士朗准教授が七日、県議会議事堂で講演し、「この移植を広げることが日本の患者が助かる道。認められれば非常に大きな効果が期待できる」と訴えたと報じている(ココ)。 藤田氏は透析と比較して生存率や医療費の点から腎移植の有効性を指摘し、生着率と見劣りしないことを説明したと言う。
藤田準教授の主張は正しいと思う。病気腎を修復して移植するのだから、若干の危険性はあるかも知れない。だが移植を選択した患者は、移植が出来なければ死が迫っていたり、透析を続けなければならないのだから、若干の危険を覚悟で修復腎移植を選択したのだろう。そして結果は大きな福音であった。
この問題は学問的に完全無欠を追求するよりも、患者の立場を考慮すべきである。国も医学会も患者の立場に立って再考すべきである。万波医師らの処分など、もっての外である。処分するのは、移植を受けた患者に死を選ぶべきだったと言うに等しい。