白けた北京五輪

チベット騒動、四川大地震、世界各地で起きた聖火リレーのごたごたが続き、こんな状況で開けるのかと思われた北京五輪は、競技自身は今日まで無事に進行している。しかし、開会式で偽装がいくつもあったことが明らかになり(ココココ)、やっぱりかと白けてしまうのをどうしようも無い。少数民族漢民族が融和し団結している状況を見せると称して実施した、少数民族が沢山住んでいる地域視察も、当日居たのは漢民族ばかり。少数民族は用事があって外出しているとの説明だったらしいが、外国人記者と接触させないため、その日は隔離したと勘繰られても仕方あるまい。隠蔽と偽装、これが北京五輪の実態と思われる。そしてもう一つ、ホスト国にあるまじきマナーの悪さ。五輪が終わったら世界中で色々と批判が出るだろう。それらを謙虚に受け止めて国の民主化民度が向上することを期待したいが、到底無理な相談か。