笹ケ峠倶堂とはお堂の名か

笹ケ峠倶堂とはどうも地名では無さそうだと思い調べると、これがずばりで、『「倶会一処」(くえいっしょ)と言う言葉があり、「ともに一か所に会すること。阿弥陀経で、死後、浄土に往生すると、凡夫も聖者たちとひと所に暮らせること。また、この世で死ぬのは別々でも、浄土で再び会する意にも解される。」』と述べられており、仏教語であることが判った。更に納骨堂を「倶曾堂」「倶会堂」と称する例が見付かった。笹ケ峠倶堂もこの二つの例と同じ意味であろう。作られた場所は北平並■の近くと言うからには、北平で探すのが一番の近道ではなかろうか。